課長島耕作12

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フィリピンハツシバにて新しく出来る工業団地に初芝の資本率100%のエレクトロニクス工場を建設するにあたってそこの工業団地を開発するセルバンデス財閥が60%セルバンデスと40%ハツシバの割合で合弁会社を作ることを要求してきた。ハツシバは当然呑めるはずのない条件。社長の大泉は懐刀の樫村と島へ厳命、交渉へ向かわせる。強者VS強者。こうやって権力者同士の力の拮抗、ギリギリの交渉があるのだろう。まるで切った張ったの世界。そこで2人はスパイのように秘密裡に暗躍し小暮ちゃんが関係する人物のクスリの証拠を手にしたおかげもあって無事100%の資本率で工場建設を勝ち取ることが出来た。しかし交渉の途中で社会主義的な活動で知られるNRA(新民族軍)の人間を排除した事によって報復行為を受け社長の樫村が狙撃され死亡してしまう。何たることか。まさかの課長島耕作で死人が出るとは。トレーニングデイのデンゼル・ワシントンように車ごと針の筵にされるシーンが出てくるとは。ひょっとしたらあのシーンはこの島耕作のシーンのオマージュやったのかも知れないな。そんな訳あるか!ともあれフィリピンでの生活に終止符を打ち日本に帰国する島耕作。新設された課で新しい部下とともに初芝のイメージをよくする為の部署総合宣伝課の課長を任されることになった。つづく