梅雨明けが1週間先延ばし

来週いっぱいで梅雨も明けるかと思っていたが何の気なしに天気予報を見るともう1週間雨マークがズラリ。ダチョウ倶楽部じゃなくても「聞いてないよ」と訴えたくもなる。きっとダチョウ倶楽部はほんとうは事前に聞いていたのだろうけど。そんな内情をわざとあげつらいたくもなる、天気予報のクレームを誰に言ってもしょうがないのだから。結局7月の下旬頃まで例年通り降り続けるということか。だからこそ『例年』通りなんだろうが。

 

今日は休日で雨の中図書館に本を借りに行った。久しぶりに小説を読もうと思って借りてきたのが、中上健次枯木灘開高健の短編集、岡潔小林秀雄の対談集(これはおそらく前に一度読んだことがある)を間違えて予約した。映画でも本でもこういうミスはよくやってしまう。名文名作を書くと言われる書き手のものばかり枯木灘を少し読み始め、なかなか読み進みにくいのを感じる。昔から中上健次の作品は何度か手にしたことはあるが一冊読み通したことがなかった。なぜか読みにくい。余り本を読んできたとは言えない人生だったからまだ読む力がないのかも知れない。こないだ読んだ罪と罰ドストエフスキーにも同じような読みにくさを感じた。もっともこの読みにくさこそが読む力をつける骨となり身になるのかも知れない。ただ読みやすい小説を音楽のようにリズム感を感じながら読みたい気分の時ももちろんあるのだ。今はどちらかというとそういう気分だ。