6月最後の週末、明けない梅雨はない

6月最後の週末、休み明けの7コース。はじめて朝からラストまで間断なく入ることになった。慣れたコースではあるが土曜日なので積荷はいつもより多いかも知れない。後ろからクラクションを鳴らされた音で我にかえる。「交差点での事故が多発しています。実に事故の9割までもが交差点内で発生しています。」この前の免許の更新時に聞いた教官の言葉を思い出す。やはり交差点というものはそれだけむつかしいものだ。なぜならそこを通るさまざまな人間たちの意思の疎通が瞬時になされなければならないからで多種多様な人間の、色々な感情や考え方、機嫌、心境、瞬間瞬間うつろいゆくその気持ちと行動と天候や時刻場所などの外的要因とが勘案され合致して初めて交差点の安全な通行は可能になる。それは毎回もはや小さな奇跡と言っても過言ではない。 なぜならどれだけこちら側が注意していたとしても対向車側があるいは歩行者や自転車で横断するUberの配達員などがその瞬間ボォーと気もそぞろに心ここにあらずで運転していないとも限らないからだ。丁度さっきのクラクションを鳴らされなければならなかった私のように。