2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

本を読むときに何が起きているのか

「本を読むときに何が起きているのか」このシンプルなタイトルに単純な興味を引かれ何気なく読みだしたのだが、これが1ページ開く毎に何が飛び出してくるか分からない飛び出す絵本のような一風変わった(いや初めて出会うタイプの)本で正直最初は慣れるまで大…

ONE PIECE 38

いよいよアクア・ラグナがウォーターセブンに直撃する。その前にカティ・フラムことフランキーとニコ・ロビンを捕まえた世界政府の役人ロブ・ルッチたちは海列車(パッフィングトム)に乗り込みエニエス・ロビーへと連行する。それを先読みしたサンジだけが列…

課長島耕作 15

中沢部長の機転と迫真の演技力により見事にコスモス映画の買収を争う東立(日立?)とのTOB(株式公開買い付け)でわずかに入札金額を上回ることに成功、見事にハツシバグループの傘下にすることができた。しかし経営が安定している超優良企業のはずのコスモスが…

課長島耕作 14

今巻序盤はセクハラを取り扱ったストーリーで今野課長は最終的には通信部へ飛ばされたが今の時代なら確実にクビ案件じゃないだろうか?でもたった30年前はこれくらい当たり前の時代だったのだから少しはマシな世の中にはなっているのだろうか?だが昨年世界…

言葉の常備薬

「言葉の常備薬」というタイトル通り言葉の使い方の誤用や時代の中での変遷、変化した経緯を著者の該博な知識を持って解説してくれている。それでも著者は専門家ではないという。どんだけ賢いねや。普段から知らず知らずのうちに間違って使ってる日本語や隠…

ぼのぼの5

今回も哲学的な名言が数多く散見された。孤独なオオサンショウウオさんがスナドリネコにこう言った。「スナドリよ『ふり』などやめろ」「自分以外のものを受け入れようとすればすべて『ふり』になる」「自分で在れ自分だけで在れ」「それによって孤独を背負…

マシュマロ・テスト 成功する子・しない子

未就学児(4〜5歳くらい)の子供に今マシュマロを一つもらうか少しの間我慢してあとで2つもらうかというテスト(のちにマシュマロテストと言われる)を1960年代に実験した著者がその後半世紀に渡って追尾調査した結果、子供の頃に我慢出来た(自制した)子供は数十…

深夜食堂14

「ニラ玉定食」「ネバネバ」「もろきゅうと梅きゅう」「タバスコ」「おにぎり」久しぶりにこの漫画を読んでちゃんと染みる自分でいれて良かった。忙しい毎日の中で心がちゃんと機能しているかを知るバロメーターなんだなあ。思い出したら時々は読み返してみ…

AKIRA4

アキラの力が覚醒しネオ東京の街を破壊しつくしたあとの廃墟からアキラを救世主(メシヤ)と崇める新興宗教団体が「大東京帝国」と名乗り反乱を起こし略奪を繰り返している。そこには右腕を失った41号鉄雄の姿もある。対する東のミヤコ様と呼ばれるミヤコ(19号…

メイキングオブ勉強の哲学

勉強の哲学がいかに作られたのかを著者のノートやアウトライナーを参考にしながら説明していく。本一冊が出来るのはここまでの推敲がされるものなのかと初めて知った。新書が語りおろしが多いということも知った。前に読んだ勉強の哲学自体の内容はほとんど…

ある決闘 セントヘレナの掟

映画を見終わったあと、大体把握してる内容であってるかどうか、あらすじを検索してみるのだが、この映画に関しては30%くらいしか理解出来ていなくてびっくりした。前に観た「マザー!」という作品もそうだったが、キリスト教を暗喩的に表現されるともうお手…

われらの獲物は、一滴の光

未刊のエッセイ集。先に出版された「一言半句の戦場」から漏れた珠玉のエッセイを更に目配り広く採集したのが本書である。小説家としてのみならず、ノンフィクションの領域でも瞠目すべき傑作を残しさらに加えて、エッセイの分野でも感動を呼ぶ筆致を示して…

ONE PIECE37

CP9の圧倒的な強さの前になす術なくやられてしまうルフィとゾロたちは街はずれまで投げ飛ばされてしまう。ニコ・ロビンの離脱の意思は固く仲間から外れることは決定的なようだ。CP9ロブ・ルッチたちは古代兵器プルトンの設計図を手に入れる為アイスバーグの…

ONE PIECE36

水の都ウォーターセブンにて市長のアイスバーグが襲撃されその犯人グループの中の1人にニコ・ロビンが居たと目撃されたことにより船大工や街の民衆からも追われる身になってしまったルフィたち。誤解を解こうとするが海賊の話には誰も耳を貸してくれない。ガ…

課長島耕作13

社長の大泉が脳出血で倒れる。右半身に付随が残りリハビリをしているが社長の激務をこなすことは不可能と引退を決意する。木野会長との極秘の話し合いの結果、無派閥の中沢部長(島耕作の直の上司)を取締役に昇格させ、やがて大きな実績を作らせて幹部を一気…

課長島耕作12

フィリピンハツシバにて新しく出来る工業団地に初芝の資本率100%のエレクトロニクス工場を建設するにあたってそこの工業団地を開発するセルバンデス財閥が60%セルバンデスと40%ハツシバの割合で合弁会社を作ることを要求してきた。ハツシバは当然呑めるはず…

AKIRA3

1人の少年を追って、国家、軍、ゲリラ、宗教家の手先が至る所で激しい銃撃戦を展開する。最大レベルの戒厳令が敷かれ暴徒化する民衆が略奪を始める。街がどんどん荒廃していく。緊急時にその人間の本性が現れるというが世界から絶賛された国民性はもうこの世…

考える技術・書く技術

全289ページ読了。難。ビジネスや経営、コンサルティング、プレゼンなどそのほとんどは今まで自分とは無関係だったが、文書を書く、読み手に伝わるように書くということをまとまって体系的に学ぶ事が出来た。中でも演繹法と帰納法での違いというのはとても勉…

黄昏流星群22

「誰の星でもありゃしない」何となく気がつけば独身のまま四十路に差し掛かっていた女性のフリーライターが電車の中で痴漢に遭う。母親の結婚式の相手との顔合わせの時、偶然その男と再会する。相手は母親の相手の息子だった。始まりこそ奇妙な関係ではあっ…

黄昏流星群21

「笑う星るすマン」寂しい一人暮らしの女性を狙って時には詐欺まがいや違法なことまでやって高額な商品を売り付ける営業マン。これは漫画だけの世界か?決してそうではないような気がする。世の中綺麗事ではない。綺麗事から考え方を変えられないオレは現に…

女神の見えざる手

今年見た映画の中で1.2を争う面白さの作品かもしれない。前半は非情に徹する敏腕ロビイストのあこぎなまで、勝利の為、味方をも騙し売る、権力者にも盾突き目的のためなら手段を選ばない、法を侵して男も買うダーティーな女性ロビイスト。後半、怒涛のように…

ONE PIECE35

メリー号と決別することを決めたルフィとそれに反対するウソップが本気の喧嘩。お互いの意地の張り合い。こうなったらとことん行くところまで行かなしゃーないのだろう。今は一度離れた方が良いのかも。それと同時にアイスバーグさんが襲撃され、その犯人と…

ONE PIECE34

海軍大将の1人"青キジ"が登場。ほとんど松田優作。あっさりルフィが負けたのには驚いた。オレが知ってるヒーロー漫画は主人公負けへんのが当たり前やったけど、今日びは普通に負けるんやなあと思った。そら一回も負けへんかったら嘘やしヒーローに親近感も湧…

課長島耕作11

続・フィリピン編。当時(1980年代)の1人あたりGNP(国民総生産)1年でフィリピンが700ドルの頃、香港で6500ドル、シンガポールで8500ドル、日本が20000ドル以上。それくらいの経済格差があった場合やはり現地妻を作ったりする余裕があるのだろう。経済的にも可…

課長島耕作10

今度はフィリピンに出向することになった島耕作。同期の樫村の元へ行く。どんな事が待ち構えているのか。当時はまだまだ東南アジアに対して今では考えられないくらいの傲慢さが日本人に見てとれる。そういう意味では島耕作の態度はこの当時ではありえないか…

亜人

この時期のアニメ原作の映画で東京喰種と雰囲気が似ているなと思っていたが、どちらも近未来SFアクション(ブレードランナー2049もちょうどこの頃だった)、もう確かに魅力的なジャンルだし自分も大好きなジャンルではあるけれど、おそらく原作を知ってれば知…

AKIRA2

物語が一気に進む。鉄雄がアキラを起こしにかかる。それを阻止しようとする金田とケイたち、そしてアーミー。消える事が出来たり瞬間移動する超能力を持った人間を相手にすかさずミサイルを撃ち込む大佐。思ってる以上にアキラを警戒しているのがわかる。本…

脳の話

岡潔先生がこの本を読んでいると書いていたので(基本本の中で紹介された本はかなり高い確率で読むことにしているので)絶対理解出来ないだろうと分かっていたが挑戦のつもりで読んでみた。やはり難しすぎてほぼ文章を目で追っているだけに終始したが、おそら…

才能の正体

自分は昔からこの「才能」という言葉に振り回され悩んできた人生だったので(実は他の人も多いらしいが)今回その長年の悩みに終止符を打ちたいと期待して読み始めたが、結果それ以上の内容で、もっと早くこの著者と出会いたかった。早速別の本を手配した。そ…

ぼのぼの4

今回もすごい名言が飛び出した。歌うたいの踊り版、「踊りおどり」になりたかったフェネギーのお父さんフェネちゃんがその昔なぜ「踊りおどり」にならなかったのかを子フェネギーに問われ最初は適当な返事で誤魔化していたけど最後にポロっと「なってもなり…