2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ONE PIECE54

七武海ボア・ハンコックの協力を得て、ルフィはエースが捕らえられている海底大監獄インペルダウンへと向かった。公開処刑まであと6日。その頃"白ひげ"の本船モビーディック号の動きを監視していた海軍船23隻の通信が一斉に途絶えた。それにより「海軍本部」…

自虐の詩 下巻

「ラストに思ってもみないオチが…」という前情報を知ってたからどんな風なオチがくるのかひょっとするともっと悪い方へ落とすのか?と思ってちょっとビビりながら読んだけど、予想は外れて感動の方向へしかも深い感動の方へと大きくジャンプして本当に良かっ…

正直に語る100の講義

森先生の100の講義シリーズ2冊目になる。今回も面白かった。理系だからなのか、独特な性格だからなのか、近くに居たら確かに少しめんどくさいかもなと思わせる先生の言動がなぜか愛らしいと感じてしまうのは私(だけ)でしょうか?と早速引用したくもなる。 〇…

ゲーテとの対話 (中)

中巻読了。読みながら註のところを引いて本文に戻ってまた読むというやり方にも慣れてきた。しおりをを2つ挟みながら読むのはなかなか面倒くさいが当時のことをゲーテ側から見た視点とエッカーマン側から見た視点で微妙な食い違いがあるのが面白い。同じ現…

黄昏流星群28

「輝ける晩星」41歳になって未婚のまま17年間も不倫を続けてきた看護師の井川美智子だったがここへ来て自分は今のままで良いのだろうかと疑問に思うようになっていた。ちょうどその頃、病院に一人の患者が入院し井川はその患者の看護を担当することになる。…

勝手にふるえてろ

綿矢りさ原作というのを知らずに映画を観た。松岡茉優の演技力が爆発していて彼女の魅力が存分に発揮されていた。とても素晴らしい。決して好印象を持たれる個性ではないように思うが、こういう本音と建前を使い分ける役をやらせたらこの世代では断トツじゃ…

日本資本主義の精神

確か適菜収氏の本で紹介されていて著者のことを知り、今回はじめて読むことが出来た。著者紹介のページを読むと山本書店を立ち上げ店主として主に聖書関係の出版物を刊行する傍ら評論家としても活動を続ける。とあって驚いた。まさに本書で紹介されている石…

黄昏流星群27

四十年ぶりの同窓会だったー。から始まる一文からは想像もつかない物語へと展開していく「五里霧の星域」。同窓会で四十年ぶりに再会を果たした当時から仲の良かった四人組は、後日都心から離れた場所へゴルフをしに出掛ける。その帰り道突如として立ち込め…

部長島耕作11

ついに福岡へハツシバセールスセンターへ出向になり今野と久しぶりの対面を果たした耕作。もちろん博多の社会がすべてこうだというわけではないだろうが、泥臭い販売の第一線で働くということは今までのように綺麗事だけではやっていけない面があるという。…

部長島耕作 10

サンライトレコード所属のNyacco(ニャッコ)のプロデュースが見事に成功したが日本での活動から身を引きたいという本人の意向を尊重しナンシーをアメリカへ帰すことに。最後本人は半分冗談のつもりだろうが耕作のことを父親だったんでしょ?と聞いてきた。狼…

ONE PIECE53

王下七武海バーソロミュー・くまに次々と一味を消され、さらにはルフィ本人も消されて飛ばされてしまう。麦わらの一味はここに完全崩壊する。誰一人救えなかった無力な自分が悔しいルフィであったが、ひとまずは海軍大将黄猿の追手から逃れられたことは結果…

ONE PIECE52

ルフィが天竜人を殴ったことを誰も非難するどころか同じ気持ちをすかさず表明してくれる辺りゾロもナミも分かってるなー。さすがルフィとの付き合いが一番長いだけある。オレならついつい要らん一言を口走ってたかも。であとで気づいて後悔するやつ。いまだ…

スリービルボード

無残にレイプされ火をつけて殺害された娘に何もしてやれなかった憤りを胸に母親は、このまま事件を風化させまいと少々過激な手を使って捜査を刺激する。それは娘が殺された現場近くの街道沿いの3枚の立て看板に、署長を名指しで批判する惹句を書いて警察と世…

バカはなおせる

坪田信貴氏の著書を読んで数珠つなぎ的に久保田競氏の存在を知りその著書をはじめて読んでみたが専門的だがとてもわかりやすく面白かった。あの「脳の話」の時実利彦氏の弟子だという。こういう風に意外なところから繋がるものだ。面白い。そんな現在の日本…

自虐の詩 上

昔映画が出たのを何となく覚えていたが(確かキャストは阿部寛と中谷美紀。他の人をなかなか思いつかない、いいキャスティングと思う。エラそーに上からすみません)作品はもともとはオムニバスで幸江とイサオは数多くの登場人物の中の一組だったらしいが主役…

ぼのぼの8

前巻からの続き。ヒグマのカシラとゴンゾがスナドリネコさんを探してグズリくん父子やぼのぼのとシマリスくんたちに道案内を頼む、その道すがら。途上。目的に向かう過程を楽しむこと。実はそれこそが目的なのだという逆説。相変わらず深いなぁ。探している…

ONE PIECE51

全然気づかなかったが、ゾロの服がいつのまにかヘンリーTシャツからストライプの襟付きシャツに変わってた。知らなんだ。ルフィもいつからかベストに。確か最初タンクトップやったよね?気づかんもんやな。戦い終わって宴の後で買い物したりするのかしら?想…

夏の闇

輝ける闇に続いて読んだ。前作と作品の世界観は共通しているがあくまでも別々の作品という認識で良いのだろう。それにしてもやはり作者の作家としての才能をこれでもかと見せつけられる思いである。素晴らしく豊かで鋭い感性から紡ぎ出される言葉の数々にそ…

ONE PIECE50

ついにスリラーバークでの王下七武海の一人ゲッコーモリアとの死闘に決着がついた。無事にみんなの"影"が元の体へと戻ったが、一人ゾロだけがバーソロミューくまに全員分の疲労を負わされて瀕死の状態に陥る。ルフィの為にそこまでやるとは、ゾロすごいと思…

ザ サークル

我々の生活は自らのプライバシーをオープンにする代わりに身の安全を守る、という風潮にこれからどんどん向かっていくことになるだろう。劇中のメイのように24h全部をオープンにすることが決して極端な例ではない。もうすでにそれに近いことを我々はやってい…

部長島耕作9

玲子(耕作の元妻)と偶然に出会ったタイミングで元家族だったよしみから玲子が置かれている立場をそれとなく伝える耕作。それを感情的にならず冷静に受け止めて一瞬で客観的に判断し自分の意のままに相手を陥れる企てを速攻で計画し実行する玲子。才女っぷり…

部長島耕作8

「Nyacco(ニャッコ)」ことナンシー・アレンのデビュー前のプロモーションが大当たりし巷で旋風を巻き起こし始めている頃、ついに島耕作もいよいよハツシバ本社へ取締役として迎え入れられることが告げられたそのタイミングで耕作唯一の尊敬する上司である中…

黄昏流星群26

「悪霊の星」最近何故か右の肩が重い辻は蕎麦屋で偶然居合わせた霊能者に生き霊が付いていると言われる。そういえば最近立て続けに身の回りで良くないことが起きている。気になった辻は霊能者に助言をもらうことに。曰く「あなたが好いている霊体が生き霊と…

黄昏流星群25

「煌めかざる星」46歳で市長になった歌川哲彦はある日公務で高校の頃まで生活をしていた静岡県桜川市を訪れる。市長になっての3年間思っていた以上の重責でプレッシャーのかかる市長職に忙殺され家庭を省みる時間もなくプライベートもない日々を過ごしてい…

部長島耕作7

アメリカの弱冠14歳の天才歌手ナンシーアレン争奪戦で瀬波率いるソラー電機との戦いに敗れた耕作は帰国する為JFK空港まで行くのだが、急転直下ナンシーの母親アイリーンから連絡があり最後の最後で意趣返し大逆転でサンライトレコードが契約に成功する。アイ…

ONE PIECE49

オーズVS麦わらの一味。ゾロ、サンジ、ウソップ、チョッパー、ロビン、フランキーの6人がかりでも跳ね返される。まだオーズにもルフィっぽさが残っててどこかこの戦いものほほんとしていて楽しそうにも見える。それを象徴するのが「巨大ロボ戦士パイレーツド…

ONE PIECE 48

"影"を抜かれたルフィ、ゾロ、サンジたちを叩き起こし再びスリラーバークに突入する。タイムリミットは日が昇り"影"が消えてしまう夜明けまで。それまでに何とかしてみんなの分の"影"を奪還出来るのか。二手に分かれて救出に向かう。最初にぶつかったのがキ…

マンゴーと手榴弾

おそらく作者のことをtwitterで知って今回はじめて著書を読んでみたが「生活史」「社会学」というジャンルがあるのを初めて知った。それだけでも読んだ意味があったが、中身は少々いやかなり難しかった。「生活史調査」とはある社会問題や歴史的事件の当事者…

サピエンス全史 上

ようやく読めた。色々なメディアでこの本が面白いと聞いていて読もう読もうと思いつつ、ついつい後回しになっていたが、ホモ・デウスを先に読んでとても面白かったのでこの本も手に取った。ホモ・デウスでは未来を描いていたがサピエンス全史では過去数万年…

部長島耕作 6

今巻はいつものシビアなビジネスの世界というよりも渡世の世界。切った張ったの世界が多めで途中ページをめくりながら「あれ?これ静かなるドンやっけ?」と思った。まず壮絶なる最後を遂げた大御所演歌歌手八ツ橋新子の関西の後援会会長との折衝。これが最…