本を読むときに何が起きているのか

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「本を読むときに何が起きているのか」このシンプルなタイトルに単純な興味を引かれ何気なく読みだしたのだが、これが1ページ開く毎に何が飛び出してくるか分からない飛び出す絵本のような一風変わった(いや初めて出会うタイプの)本で正直最初は慣れるまで大変だった笑。読むのを止めようかとさえ思ったがそれでも難しいなりに読み進めていくとふと理解出来る瞬間が訪れる、それが段々クセになる珍味のような味わいに最後はまんまとはめられた。不勉強で知らなかったが作者はアメリカでブックデザインを手がけているアートディレクターで「現代の小説の分野において、一目で誰によるデザインかが分かる、もっとも特徴的で象徴的なカバーデザイン」と評されているらしい。とても納得した。本の事をこういう風に見ても良いんだという、概念を覆される経験は松岡正剛さんを、読んだ時と同じものを感じた。思いつくままネットサーフィンのように片っ端から何でも読んでいこうとすると時々こういう出会い頭の事故みたいな経験があるから楽しい。もっともっとたくさん漂流してみよう。