イシューからはじめよ

得てして「犬の道」に陥りがちな思考回路であったが、それでは届かないかもしれないなという考えにちょうどたどり着いていた最近であったので「イシューからはじめる」という思考はまさに目から鱗であった。

ただ言われていることは分かるのだが、なかなかそれを見極めることが現実には難しい。そこは著者も言うように経験をしないことには分かり得ないということだが、ある程度の量が質を産むという考え方も必要なこともまた長年のたどり着いた結論の一つでもあるし、となるとまた犬の道をひた走ることになりかねない。

結局は人海戦術やローラー作戦よろしくしらみ潰し戦術、1+1の足し算の思考をひたすらやっていくのはあまり賢い戦略とは言えないという、身もふたもない結論になってしまうのだが、まだ全然内容を理解している気がしないが体力的にも犬の道は不可能になって来る歳でもあるし、いかに考えるのかということを考える作業を、本を読みながら、人に聞きながら、自分で思考しながらああでもないこうでもないと試すほかないということか。わからんちん。