しないことリスト
ラクに生きるための何を得るかではなく、何を諦めるか。コンサマトリー(自己充足的)に生きるのか、それともインストゥルメンタル(道具的)に生きるのか?自分は特に未来の目標のために今を我慢するという生き方をしてきたなと思う。その時は確かに生き苦しかった。今40になってようやくそういう風に生きること、自己充足的に人生それ自体を楽しむようになってから、毎日がすこぶる上機嫌で過ごせるようになった。それは年齢的にも目標をグッと下げて、手放したからだと思う。諦める事の重要性は、一方で「どうせ死ぬんだから」と悲観的な事に対しては有効だけど、プラスの方向には「じゃ、やってもしょうがないか」という厭世的なやる気のない状態に陥りがちなのではないかと思う。そうなったらそうなったで良いということなのかもしれないが、なかなかそう簡単に手放すこと自体も難しいし、そのあたりのバランスを取ることも難しい。「足りるを知る」ことがむつかしい。著者のphaさんの本はこれで2冊目になるが、年齢も同じでも勝手に親しみを覚えてしまっている、とても簡潔で分かりやすい文章や引用するジャンルの豊富さなどを鑑みるにまた、本を一冊書くためには100冊くらい読まないとアカンと書いてあったのを見ると相当の勉強家だし、本当に頭の良い人なのが読んでて分かる今1番憧れる生き方をしている人かも知れない。自分ももっと150人くらいの人とやり取り出来るように友だちを作ろう。今は5人にも満たないと思う。