Monster5

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テンマと大学の同級生の犯罪心理学者ルーディーがユンゲルスの事件を追って地下室に降りて行き状況を逐一テープに吹き込みながら徐々に真相に迫っていくシーン。とても怖かったがすごく惹きつけられる名シーン。ユンゲルスの性犯罪者の猟奇的なキャラクターも実在してそうなほどリアルだった。ストーリのオチも秀逸で映画的。 

 


フライハムへの旅。テンマとディーターをヒッチハイクで乗せたイギリス人の元警官の老夫婦。悲哀と後悔に充ちた人生を送る2人がテンマと出会う中で、殺人の罪を犯した息子とその責任の一端を感じていた自分たちの、これからの人生や息子との向き合い方が少し見えた時、老夫婦は互いに手をとり一歩前に歩き出した。人生。

 


いよいよルンゲ警部とテンマの邂逅。しかし単行本5巻にもなるが未だヨハンの姿を一度たりとも見ていない。ここまで引っ張れるのは本当に凄い。ヨハンを一切出さずにその他の部分でこれだけ濃い内容にすることが出来るストーリーテラーとしての浦沢先生の凄さ。次巻が楽しみ。