柔道部物語5

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全国高校柔道選手権大会予選。決勝で樋口不在ながらも江南との対戦で見事に18年ぶりに岬商業は全国大会の切符を手にする。鷲尾の一本背負いが決まった瞬間、一瞬時が止まったかの様な静寂の後爆発的な喜びが会場中に響き渡った。こんな瞬間を経験してしまえばおそらく生涯そのスポーツの虜になるだろうことは間違いない。これは激しいトレーニングを自らに課したものだけが体験できる至高の経験、至福の時、ひょっとしたらその競技の神様からの頑張ったご褒美なのかもしれない。だが続く全国はあっけなく一回戦で敗退し三五たちの次なる目標が明確になったところで進級、2年生になる。1年生の時にやられた愛のある?下級生いびりを無事やり遂げ次の1年が始まる。何か学生時代を思い出す既視感のある風景だった。それから話は代わるが三五の同級生の名古屋くんのキャラがすごい好きだ。かなりの大ボケだがこれまでほとんど外していないお笑い的にはかなりのポイントゲッターだ。これから彼の一挙手一投足にも注目したい。三五同様名古屋くんも相当な才能だと思う。