センス入門

f:id:naok1mor10513:20190509074401j:image

 

「センス」という僕にとって「才能」と同じ位取扱いに注意しなければならない言葉をこんなにも堂々と真正面から取扱った本は一体どういう内容なのだろうかと思わず気になって手に取ってみた。不勉強なのだが著者が「暮らしの手帖」の編集者をされてる方だったとは存じ上げなかった。ひとことで「センス」と言ってもファッションセンスから打撃センス盛付けセンスシックスセンスなど色々あるが生まれ持った違いはあれど後天的に自分で養うことが出来るものや自分自身で時間をかけてじっくりと培っていく美徳に近いセンスというものもあるのだという捉え方。僕はこれに賛同する。それこそここに書かれている内容は「何でも体験してみる」だとか「良いところをみるようにする」だとか「失敗を多くする」とか「チャレンジし続ける」といった至極真っ当なアドバイスだ。つまるところセンスがいいということは仏教の中観思想にも通じる中道つまりバランス思考型ではなかろうか。そんな気がした。