取締役島耕作 3

f:id:naok1mor10513:20190925105559j:image

 

「郷に入っては郷に従え」で中国のビジネスマナーや常識、ルールを覚え適応しようとする島耕作であったが、いかに中国のビジネス界にとっても望ましくない人物だろうが柳燕生に復讐の為に探偵を使って行動をとらせたのはどうだろうか?ここはかなり意見の割れるところではないか?綺麗事を言ってもあかんのかも知れないが。万亀会長が出発(チューファー)集団の経営者孫鋭氏と事業提携をする為に訪中してきた。顔が似てるからこそなお一層やり方の違いに戸惑いを感じる時があるがもう人種が違うのだと割り切って考えないといけないのだろう。これからの中国の展望が毎度のことながら的確過ぎてすごいの一言。2003年連載当時の展望が2019年の現在まさに現実になっている。もはやコスト的にも人材的にも中国に勝てる要素はない、生き残るためには知的所有権を獲得しライセンス料で稼ぐ方法しかない。優秀な頭脳を持って生まれてきた人間を国がバックアップし一部の優秀な頭脳が日本全体を救う。世界の歴史上かつてない高齢化社会に対応した介護ビジネス、高齢者向けのオンリーワン製品の開発。今もだがゆっくりとしかし着実にその方向に向かっている。日本国内ではまだ復活するという考えが大勢を占める空気だが。そして驚いた娘の奈実の妊娠。相手がまさか黒人の既婚者だとは。が国際派の耕作はそのこと自体にはすぐ理解する頭の柔軟さをみせた。耕作自身も昔は色々あったしね。その昔離婚し奈実には寂しい思いをさせたが奈実は奈実で耕作の子供らしく今の仕事が楽しそうで何よりだ。こう見ていると「子は勝手に育つ。」は本当なのだろうな。この親にしてこの子供。要所要所を一緒に過ごすくらいで丁度いい関係ということか。