お葬式

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伊丹監督の処女作。蓮實重彦先生に見せて何も言ってもらえなくてえらいショックを受けたとウィキペディアに書いてあったが、その真相が本当かどうかは知らないが、確かに後の伊丹十三監督作品に通底するジャーナリスティックな芸風は僅かに見えるもののどちらかというと情報が多いというかストーリーがそこまでなくドキュメンタリーに近い構成になっている気がする。そして大いに奮起した伊丹監督は「たんぽぼ」に続き3作目の「マルサの女」で一気にブレイクする。伊丹節の一級のエンターテイメント、もし今存命ならどういう映画を撮っていただろうと凄く興味が湧く。伊丹十三記念館に行く機会があれば是非寄ってみよう。