シン・ゴジラ
過去2回観たがいつも通り全く覚えていないので3回目みてみた。「そもそもどうやってゴジラって出てきたっけ?」と思ってたらのっけからいきなり出てきた。その予兆の無さにいっきに引き込まれる。あやふやな記憶を辿りながら主演がそういや長谷川博己だったと思い出し(阿部寛ではないことだけは確かだった)石原さとみがアメリカ側の新進気鋭の外交官役だったことだけは覚えていた。(それにしては少しタッパが足りないと思ったけど)序盤からすぐさま第二形態に姿を変えあっという間に上陸する。刻々と変化する状況と広がり続ける甚大な被害を前に「いつもの」という枕詞がつきそうな優柔不断な政府の対応のマズさ。もはや日本のお家芸だ。そしてここにも柄本明幹事長が。完全に2Fさんじゃない。…コロナ禍のこのタイミングで噴出したオリンピック森元会長の蔑視発言やオリパラ演出統括部長のハラスメント意識の低さが露呈した日本とこの政府がオーバーラップするようだ。そうわれわれには今アップデートが求められている。長谷川博己世代から変えていかねばならない。いつかシン・ゴジラが再び動き出すその前に。あとから振り返ってみるとゴジラとコロナはそういった古い価値観を破壊してくれた存在だったという評価がなされているかも知れない。われわれのシン・ジダイはそこまで来ている。