うらおもて人生録

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自らを劣等生と位置づける著者のその同じ生きにくさを抱える若者への暖かい言葉の数々。本音で家族や友人に語るような調子で語っていてとても親近感が湧いた。物の考え方が所謂世間で言われている事の逆であったり、人間心理を見事に捉えていたり、ああやはり勝負師として生きて来た人なんだなあと思った。特に運の良い悪いを自分の代だけではなく二代三代先まで遡って捉えるという発想は凄いと思った。考え方のスケールが大きいなと思う。また改めて読み返したい一冊。