多読術

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初めて著者の本を読んだが、数多ある読書術を書いた本とは違う「編集読書」という発想が新鮮でとても面白かった。また数々の本を読んできたであろうことが分かる博覧強記ぶりにまた1人尊敬する先達と出会えたことを嬉しく思う。本に書き込みを入れたことはないが、引用ノートを作る、読んだ本をすべて重層的にマッピングするという発想は、本と自分を繋ぐ行為であるしこれは本を読んだ者の特権だとも思う。とても血肉になりそうな気がする、ファミコンスーパーファミコンになるには、そろそろこういう方法を取り入れるべき時なのかも知れない。ただ著者も書いているように色んな読み方があって然るべきだから学びながら読む時もあれば乱読する時もあっていいということだ。3つのR=リスク、リスペクト、リコメンデーション(リスク=本を読む行為にはリスクもあるということ毒にも薬にもなるおそれがあると同時に毒にも薬にもならない可能性もあるということ。リスペクト=本に対して傲慢に読まない、どんな本でも読み方で変わるということ。リコメンデーション=誰かに勧められた本を読む)本は2回読む、服装を替えて読む、シチュエーションを変えて読むなどは面白そうだからやってみたい。また新たな一冊を手に取ろうと思う。