大阪弁の犬

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がきデカも世代ではなかったが初めてエッセイを読んでかなりアーティスティックな人、繊細な人なんだろうなというのは言葉の端々にうかがい知れた。そして漫画家から小説家へ転身したと知ってこの本を手に取ってみたのだが、漫画家時代の生活がとても凄まじいもので一時避難的に小説家の方へ行ったのだと知った。それだけ消耗する体力勝負を強いられる世界なんだろう。もちろん小説家の世界がそうではないというわけではないが。精神的にギリギリのところで連載をしていたということだろう。今は金沢でじっくりと時間をかけながら作品を作っているそうだ。大阪時代の生活をしていたところは今自分が生活しているとても近所で驚いた。ものづくりをする人の心模様が伺いしれて面白かった。