黄昏流星群11

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【極北に星光る】今回も1つのストーリーで丸々一巻。それにしても弘兼先生の旺盛な制作意欲には驚かされるというかすごい才能だなと思う。島耕作書きながら黄昏流星群も書いてどちらもちゃんと棲み分けがなされている。しかもずっと第一線。すごいの一言。内容は誰もが羨むような超能力を持った人間が必ずしも幸福ではない悲しいストーリー。普段からその能力を隠して辻褄を合わせるのに苦労しそうだし、整合性はないのだからどこかで必ず破綻する。そうなると目立たないようにひっそりと生きようとするのも人情だと思う。それにしても北国、白髪、短髪、老人、孤独な1人暮らしとくれば高倉健さんが想起される。改めてすごい俳優だと思った。本編とは全く関係ないが。あと何と言ってもストーカー化した男を殺す時の殺し方、殺され方は今まで見てきた色々な映画や漫画の中で五指に入る名シーンだと思う。ここだけでも実写化を希望したい。めちゃくちゃ面白かった。これだけでも星5つの価値ありやと思う。