取締役島耕作5

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上海篇。日本人スタッフの重田を日本で待つ婚約者の元へと返してやり、さらに他社からヘッドハンティングされた陳を倍の給料で報い、さらに会社の意向でもある現地中国人スタッフで陣容を整えるという三者の意向にきっちり沿う形で名采配をみせた耕作。さすがの仕事ぶりである。そしてその件を報告しに日本に戻ったおり懇意にしていた大泉相談役がついに亡くなる。人の最後を見送ることは大人の務めだなあと最近特に感じる。あっぱれだと言われる最後を迎えられるような、そこから逆算した生き方をしたいものだ。というかそれしか生きる目的はないんじゃないかと思う。大泉の愛人で実質はほぼ内縁の妻であった典子ママが北京へ来ることに。そこでまた強運を発揮する。耕作と強い関係のある出発集団の孫鋭が典子にゾッコンになる。傾城の美女、傾国の美女というのは本当に居るのだろう。生き馬の目を抜くように優秀な孫鋭が骨抜きにされていくのだろうか?今後が見ものである。