JIN-仁-7
西郷隆盛の虫垂炎の手術に成功し後の十五代将軍慶喜にまで謁見することになった仁。いよいよ歴史の渦の中に飲み込まれはじめた。そろそろ史実とは違うことが起こるのではないか?そのあとはどうするのか?タイムスリップものの永遠の矛盾である「パラレルワールド問題」をどのように解決するのか?あるいは解釈するのか?興味津々である。そのあたり極太医療ドラマでありながらも正統派SFでもあるこの漫画に期待せずにはいられない。京都から江戸へ戻る仁。橘家の咲の母栄が脚気と診断された。咲の勘当も解かれていない今咲なしで栄の命を救わなければならない。脚気と聞いてそんな大した問題のようには思えなかったが、実は結構恐ろしい病気らしい。ビタミンの存在が認識されていない時代ならそりゃ仕方ない。偏食傾向のある栄に食餌療法で好きなものと一緒に食べさせる作戦らしい。子どもの人参嫌い克服やないんやから、そんなんで上手いこといくのか?そして咲の勘当は解かれるのか?