ONE PIECE65

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しらほし姫に向けて古より伝わる巨大なノアの方舟を投げつけたデッケンをホーディが刺し一度は魚人島から逸れ始めた方舟が再び島へ向かって落ちて来た。ホーディの暴走を止めようとするルフィ。同時にそれぞれ仲間たちも新・魚人海賊団の幹部たちと戦いを始める。大入道ワダツミVSサンジ&ジンベエ、ゾロVSヒョウゾウ、フランキー将軍VSイカロス・ムッヒ、ブルックVSゼオ、ダルマVSウソップ、ドスンVSチョッパー。一味たちそれぞれもルフィに負けず劣らずの《2年後》の成長が窺える。特にゾロとサンジはむちゃくちゃ強くなっている。すごい。そして卓見の王子フカボシが見抜いたホーディの正体とは…!?ホーディは環境が生んだバケモノだという。人間を憎むことが生存の理由になり、それが目的化してしまうともはや人間や人間と仲良くしよう派とも分かり合えるはずはない。だからフカボシは一度ゼロベースからやり直すしかないと判断しルフィにこの島の破壊を頼んだのだ。それはとても重い決断だ。ホーディの言い分は実は一応の説得力が有りだからこそそれなりに支持する声もあったのだがES(エネルギーステロイド)を使ってしまった一点で、ダークサイドに堕ちてしまったと言える。自らの欲望で自らと自らの正当性を食い散らかしてしまった。魚人と人間の問題はホントに根深いしかなり難しい問題だと思う。われわれに出来ることは簡単に答えが出ない問題があるということを知ることと答えが出ないままそれでも考え続けるという姿勢を忘れてはならないということだ。