衆院選2021

今回の選挙をどう見るか?結果としては維新の一人勝ち状態であった。自民の批判票が維新に流れた形になる。今後の政界再編の流れに大きな存在感を表わした。立民共産などの野党は候補者を統一して分散することは免れたが大きなプラスになった訳ではない。自民からの票を取り損ねた感はぬぐえない。野党第一党としてはもう少し議席を確保したかった。/今回もう一つ目立ったのが新しい風が少し吹き始めたことだ。それは国民の政治への関心の高まりである。微増ではあるが投票率も上がり芸能界からも投票行動を促すアクションを起こす若い世代のタレントたちが多くいた。これはここ30年近く見られなかった兆しだ。まだ小さな芽にすぎないが今後大きく育つ可能性はある。政治に対して一定の距離を取り続けた国民に再び政治の季節が巡ってくるかも知れない。又もう一つ驚きを与えたのが自民党をはじめとする大物議員の落選だ。まさかと言う人が議席を失っている。油断すると自分も狩られるかも知れないという緊張感を思い出させることは国民にとって良いことだ。ふんぞりかえっている偉い先生は令和の時代に必要ない。自分がチェックしているいわゆるインテリの人たちはほぼ反維新の人が多かったが今回の結果をどう考えるか。テレビに出過ぎだとかマスコミアピールが上手いとかはあるだろうが今後もそれは続く。その上で過激な方向へと舵を切らさせないことが重要だ。アクセルを踏みながらでの判断は時に致命的な判断ミスを起こすことがある。これまで以上に反戦を掲げる公明党のブレーキ役が重要だ。壊れたブレーキではどこまでも突き進んでいってしまうかもしれない。それだけは避けねばならない。結局のところ政治の世界は「ハレ」よりも「ケ」の方が大事だ。一見地味で面白味もない真面目なことに実は価値が高い。パーティーの終わったそのあとが大事だ。持続可能な発展していける国の仕組みを未来へと残すのは今の世代の務めでもある。その為にどうすればいいのか?いよいよわれわれひとりひとりが考えて行動しなければならない。最後まで希望を捨ててはならない。あきらめたらそこで試合終了だ。