JIN-仁-13

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長崎にて龍馬が作った日本初の商社といわれる亀山社中の面々や後の大臣になる陸奥宗光らとの出会いがあった。その中であの有名なグラバー邸で長州藩の東修介との再会を果たすがそこで薩長同盟に向けて暗躍しているように見える龍馬に刀を向けてその真意を正す。仁はここで龍馬が死ぬわけがないと分かっているがもう歴史が変わり始めている現実から緊張して事態を見守る。が龍馬の傑物足る肝の座りっぷり私心のない言葉を聞いて修介も引き下がる。そしていよいよ二月半滞在した長崎を去り江戸に帰る仁。その途中立ち寄った長州で高杉晋作と出会う。いよいよ本格的に時代が明治維新へと回天し始める。

ハイウェイスター

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1979年に初版が発売された大友克洋初期傑作集①、11本の短編。著者が当時25歳らしいが本当にすんごい才能。図書館に置いてあるのをほとんど読んだが全部面白かったしそのオリジナリティに圧倒される。「大友克洋のマンガ」というジャンル、文体と言われるのがわかる気がする。また手元に置いておきたくなる蒐集したくなる作品群であることもとても合点がいく。それくらい魂込めて描いてるという感じなのだ。今現在はいったいどういう仕事をされているのか?その辺りが気になった。こんなものを若い頃に作ったらその後はどうなるのかなと思う。それにしても凄すぎる才能。こういうものを目の当たりにしちゃうと暫く茫然としちゃうな。憧れるとかじゃなく諦める感情の方がより強くなる。同列に並べるなんておこがまし過ぎるけども。

日本共産党政権奪取の条件

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割と良く読んでいる適菜収氏の対談本。共産党大阪府委員会副委員長の清水忠史氏と。清水氏は(元松竹芸能の漫才師らしい)共産党のイメージが少し変わるキッカケになる本だと思う。政治は理想を当て嵌めるとおかしくなっていく。"「正しい社会」より「楽しい社会」を目指すべき"(適菜)という言葉には共感した。"政治家は政策ではなく品性で選ぶべき。"ソクラテスと泥棒2人なら泥棒の意見が通るのが多数決。"などなど。オレも品性大事やと最近特に思う。好きになる人は品があると思う。

うなぎ

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妻に浮気されその妻を殺してしまった男が出所後ひっそりと町の外れで始めた床屋さんに転がり込んで来た謎の女と町の仲間との交流。柄本明の付きまとい方が本当に腹が立つ。キャストは保護司の坊主に常田富士夫、清水美沙の母親役に市原悦子の日本昔話の2人。若き田口トモロヲもいた。コニタン。倍賞美津子さん。オレが映画を見始めた頃にちょうどパルムドールを獲ったのを覚えているが今見返すとこんな単純なストーリーやったんやと意外ではあった。

羅生門

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久しぶりに観たくなって観たのだが毎度すっかり内容は忘れてしまっているのでその都度楽しめる。歳をとればとるほど面白く感じる、当時は日本でもそこまでのヒットをしていなくて金獅子賞を獲ってから大映の社長が手のひらを返したように評価をしはじめたらしい(元々は怒って試写会の途中で帰った)それを黒澤がまさに羅生門のような反応だと言ったところが面白い。確かに初見で見たときはなかなか分かりにくい作りではあるが、あとセリフが聞き取りにくく何言ってるか未だに分からない。これをはじめに評価した人が外国人だったことを受けて黒澤は日本人の自国の文化への低評価に苦言を呈している。(ウィキぺディアより)自分への戒めを含めてこれからももっと観る目を養い、微力ながら作品を宣揚していくことを続けていきたい。

JIN-仁-12

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時空を超えて姿が消えかかった仁。それを周りの人たちに見られ大事になりそうではあったが、手術中の疲労と緊張の為に幻覚を見たのだということで事無きを得た。それにしても目の前の自分の祖先に当たる人を救うことによって自分が将来存在しなくなる可能性があるのに必死で目の前の命を繋ごうと心臓マッサージをする仁。すごい男いや漢だと思う。オレには真似できない。だがしかし懸命の処置も虚しくお初は亡くなってしまう。この時点でもう仁が居た現代とは違う世界になるのだろうか?そして手術後に仁が夢で見たお初は大人になり赤子を抱いて幸せそうで仁に何かを語りかけて来たという。一体何を語ったのか?どういう事なんだろう、お初とは縁があればまたきっと違うタイミングで必ず出会うということなのだろうか?オレにはそう思えた。正直エモかった。

ONE PIECE75

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ウソップの顔で驚き気絶したシュガー。それによりドレスローザで10年もの長い間に「おもちゃ」にされていた人たちが人間に戻る。伝説の剣闘士キュロスがドフラミンゴのクビを取る。そしてコロシアムではルーシーに扮していたサボが姿を見せる。やはり予想は的中していた。だがまさかの革命軍参謀総長は予想もしなかった。そしてさらに予想外だったのはローがドフラミンゴの実の弟というまさかの告白だった。(←違った)それはそうと街全体を鳥カゴに入れる発想はすごいと思った。次巻へ続く。