「思考」を育てる100の講義

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森教授のエッセイを読むのは4冊目くらいだが理系脳だからかそれとも独特な思考を持つ人だからなのか分からないが(おそらくその両方だが)書いてある内容がとても自分では思いつかない角度からの切り口でハッとなる。が決して荒唐無稽というわけではなくちゃんと説得力のある(当たり前か)文章に思わずメモをした。見開き2ページで読み切れる量もちょうど良い。「(知識はなまじ持っているために、その知識に関することを素直に受け取れなくなってしまう、先入観に支配されているといえる)物事を知るほど、物事は知ることが難しくなる。物事を知るほど、物事を知らない人間になるのである。」「やり始めるまえが、最も道が険しく見えるのだ、頭が回っていると副産物が生まれる。(中略)時々自分は何を作り出しているのか、を考えてみよう。」「難しいのは成功したときの引き際だ。ついやりすぎて遅くなってしまう。勢いづいているものを止めることもけっこう難しい。」「多くの人に共通している感覚というのは、自分がだいたい平均的な位置にいると認識しやすい、ということ。これはきっと本能的なものだろう。」示唆に富む〜!(これギャグにしよ)このシリーズ他のも読んでみたい。