ゴールデンスランバー

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若き日の香川照之が冷酷で優秀な警察キャリアを演じていてズバ抜けた存在感を発揮している。カッコいい、顔の力が凄すぎる。鬼が来た!の表紙を思い出した。ひとりさんが出てくるとちょっとコントに見えてきてしまうのはしょうがないとは思うけど、シリアスな芝居をすればするほどゴットタンのフリに見えてそのあとイムハタの格好で出てきそうな気がして映画に集中出来なかった。あと序盤にしか登場しないが吉岡秀隆の芝居も印象的である。この映画を観るのは2回目だが、序盤の車の中での爆破シーンと途中の青春時代の車のシーンは覚えていた。中でも最初の爆破シーンの前後と爆破後に嵌められまいと逃げ始めるところまでのワクワク感の完成度の高さは相当だと思うが、ショットガンをぶっ放し始めたころからあれあれとなってしまった。何かやっぱりリアリテイがないかなと思ってしまった。非常に残念。けどこういうストーリーを考えてくれるのはとても嬉しいし、もちろん面白いからぜひともこれからも伊坂作品は軒並み映画化していって欲しい。原作をそういや全然読んでいないが…また読もう。