初電話取材を受けた。

昨日はいつもの配送仕事とプラス電話取材というのを初めて受けた。今年結婚した人という括りでラジオ番組に出演するらしい。事前に聞いていた話では名前を出さずただの一般人として出るということだったので(まぎれもない一般人なので)それならと思っていたが実際はおもいきり個人的な歴史をこの20年に渡っての苦労、苦闘、徒労、不毛な戦いを根掘り葉掘り話すこととなった。人に歴史あり、とはいうけれど改めて自分で聞かれた事に答えていても誰かにまかせっきりの(主に相方に)人生だなと思った。取材されるに値しない人生だなと思われてないか不安である。それなのにまだあきらめてないんだと言われそうだと思った。まこれも人の人生、尼崎事件の女のように人を利用し尽くして蹂躙し尽くした上で自分だけ自殺してこの世から上がってしまうような生き方よりはましだというくらいしかない。「辞めない」ことを誇るような人生ではだめだろうか。「すみれはすみれとしてただ咲けば良い」と岡潔先生が書いてらっしゃったようにただ日常を生きて死んでいく、仕事が「呼ばれる」ものである以上「呼ばれる」ための準備はしておこうと思うがこれっばっかりは分からないものだ。それにしても電話取材してくれた方がとても聞き上手なのでとんでもなくあけすけに全然嫌な気持ちになることなく(それよりか気持ちよく)話をしてしまっていた。乗せられてついついあとあと背筋が寒くなるようなことも話してしまったかも知れない。どういう風にまとめられるのか楽しみにしておきたい。関東ローカルなので後日データが送られるとのこと。放送を聞けば初めて自分の人生を客観的にみられるかも知れぬ。怖いけど少し楽しみにしている自分がいる。少なくとも人間的には少しは成長した20年だったと思いたいから。