マトリックス リローデッド

マトリックス三部作の二部作目。今回初めて見たが映画というよりゲームを見ているようだった。途中エージェントスミスが大量増殖していくシーンなんかはガキ使の「方正100人斬り」を思い出してちょっと笑けたけども。CGの乱闘を描く為のあのエージェントスミスとネオの黒い格好とグラサンなのかと思った。ミスっても目立ちにくく加工もしやすい。実際は前作から4年くらい経っているので仕方ないけど何の説明もなくカンフーの達人のような牧師の格好のネオ。何の説明もなくザイオンに戻り何の説明もなくネオは空を飛ぶ。前作は最後にちょろっと大ジャンプした程度だったがもう空飛び出したら終わりよ?ドラゴンボールよ世界観、死んでも生きてたらもう無茶苦茶よ?と思った。ザイオンのシーンだけ見たら初期のスターウォーズ見てんの?と言われそうなちょっとちゃちめのセット感。そういやこれはスペースモノの映画だった。マトリックスに宇宙モノのイメージまったくないが。この作品は初めから三部作の予定だったのだろうか?それとも大ヒットを受けての急遽の三部作化なのだろうか?知るよしもないが監督はやりたいシーンを作ることだけに開き直って作っている気がするが結果的にそれで良かったんだと思う。この映画によって技術面での進歩はかなりあったと想像するのに難くない。のちのCG界やゲーム界にかなりの影響を与えた革新的な作品という評価は揺るぎない。今回結局最後まであまり見せ所のなかったロック司令官なんか見たことある人だなと調べてみたら24とかブラックリストに出ていた人だった。どおりでなんか人を裏切りそうな顔だなと思った。いい役者さん。次作に見せ場が来るのを期待したい、てか次見るんか?オレ?実は結構好きなのか?よおしこうなったら乗りかかった船ならぬネブカドネザル号、レボリューションまで見てやろうじゃないか。