クーリンチェ少年殺人事件

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なかなか4時間の映画を観る機会がなかったが最後まで見通した。人間が集中して観れるのはそんなに長くはない、やはり作品としてちゃんと観られることを考えるなら分けてでも観せた方がいい気はするがどうなんだろう。けれどやはり3時間を超える作品には大作感は出ると思う、それだけ共有する時間の長さが物語のスケールと親密度を上げることが出来る。ただ見慣れていないせいか誰が誰か把握するのには苦労して物語が今どう進んでいるのか理解するのが難しかったが。不思議なのはどこの国や人種を問わず子供は子供らしい行動や思考をするもんだなと思う。教えられなくても勝手に。男は男同志仲間でつるみ覇権を争い、女はそんな男に振り回されつつも大きな抱擁力で男を魅了し飲み込んでしまう。これは子供に限らず社会の縮図なのだろう。それを描いたこの作品の評価が高いのは当然のような気がする。