彼女の想いで、、、。

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大友克洋短編集。1977年から1982年に掛けての作品集。それぞれのストーリーは特に繋がっているわけではないが、こうやって見ると大局的には一つのストーリーのようにも見えるから不思議だ。まるで「AKIRA」を作る為に必要なピースを揃えているかのよう、必要なスキルを磨いているかのよう、壮大な序曲を見ている気がする。大友本人もそう述べているように「Fire-ball」がのちのAKIRAのストーリーや世界観の元となっていくのだが、物語中で取り沙汰されるATOMがまさに今のGoogle HomeAmazonエコーで草だった。やはりSFは未来なんだと再認識した。SFというジャンルの面白さがある。星新一とかと親交あったりしなかったのかなあ?あと名作シリーズ(勝手に命名したが)みたいな元ネタからアレンジを加える話も面白いと思った。また他のも(もう残り少ないと思うが)読もう。