尻に敷かれよ、漢ども

休日。

 

母子センターに来て初めてエコー写真を見る。

病室でエコー写真を映されている様子を見ながらなぜか親が先生に土下座して子供を治してくださいというベタなドラマのワンシーンが浮かんだ、父親役は小日向さんで医者役は及川ミッチーだった。生まれてくる子供がどこも問題なく育ってくれればそれだけで良いなと心からそう思った。祈るような気持ちだ。

そのエコーを見ながらじわっと涙が出てきた。

 

この気持ちを持って日々過ごすことができたらと思うが、実際はそのそばで小さい子がいらんことをして親に叱責されているのを見るとそうもいかないのだろうなと思うけど。

 

生まれてきてくれてそれだけで良いと思う気持ちと実際に育てていく責任とはまた別のモノなのかも知れないなと思う。

 

なんせ母はすごいのよ、結局は。

尻に敷かれよ、漢たちよ。