選挙戦あと1週間

選挙戦も佳境に入り普段は余り政治的発言に積極的でない人も(自分もそうだ)右から左までさまざまな言説が実しやかに囁かれ嘘か本当か問われることなく流布され続けている。あきらかに普段よりも今は情報過多だ。そこで我々が取りうる対策としてはいつも以上に厳しい目で精査して安易に拡散させないこと丁寧にソースを一つ一つ遡ることだ。また情報に晒され過ぎないようにあえて距離を取ることも重要だ。SNSにのめり込み過ぎてはいけない。Twitterの画面を覗き込んでいる時Twitterも又お前を覗き込んでいるのだ。客観的な視点と態度を忘れてはならない。

 

ここへ来て少しだが野党の側に風が吹き始めているのを感じる。もちろんまだ頬を撫でる程度の風ではあるが…選挙戦が始まる前よりは多少野党に有利な展開となってきている。だがこれは選挙戦自体が当然いつも以上に厳格に与党も野党も烏合の衆も平等に扱うように法が整備されている為であろう。決して野党が自力で起こした風ではない。が野党としてはこの風に乗じない手はない訳だが何も気を衒う必要は全くない。こういう時こそ平時から自分たちがやってきた事を自信を持って堂々と発信し続けるだけで良い。派手なパフォーマンスなど要らない。モテようとしなくてよい。目立たぬようにはしゃがぬように似合わぬことは無理をせず(河島英五『時代おくれ』)で良いのだ。いつの時代も真っ当なことをただ真っ当にする、その一見何の面白味も味気もないことが一番大事だったりすることは多くの偉人たちと名もなき市井の人々たちが識るところだろう。