読書記録

常務島耕作4

男全マキという今まで島耕作シリーズではあまり見受けなかった和製シャロンストーンのような(古いか?)女を武器にしてのし上がろうとするキャラがでてきて面白くなってきた。こういうストーリーをかき混ぜてくれる存在はとても面白い、実際近くに居たらた…

ONE PIECE69

ヴェルゴ中将渋い。最後見事に真っ二つになったけどw何歳かわからんけど尾田先生は魅力的な中年や壮年をえがくのがうまいなあ。なんだかうれしいね。ようやくシーザーの企てている計画の全貌が見えて来た。人造悪魔の実を作りそれを闇の仲買人ドフラミンゴ…

ONE PIECE68

トラファルガー・ローに同盟を持ちかけられるルフィ。周りの心配をよそに簡単に応じてしまうが、、、。周りの心配はごもっともなのだがルフィは昔からローのことを気に入っているように見える。それがなぜなのかは本人も分ってなさそうだが、、、でもなぜか…

JIN-仁-9

和宮様が歌舞伎を観劇中に毒を盛られたかどで無実の罪を着せられ投獄された仁。真相の究明よりも世間に事実が発覚することを恐れた人間たちによりあっという間に亡き者にされるところだったが間一髪、野分が大量の賄賂を贈ってくれたことによって生き永らえ…

JIN-仁.8

仁が江戸に来て以来住居や仕事の世話だけではなく公私にわたって陰に陽に支えてくれた橘家の一大事、咲の母栄(えい)の脚気を治す為に(この時代の脚気は江戸患い(わずらい)と言われ最悪死に至る病だった)偏食がちな栄の為安道名津(アンドーナツ)や富…

童夢

これが出た頃の衝撃たるや相当凄かったんじゃないだろうか?それくらい今までの漫画とは異質であり圧倒的な画力、絵の迫力、ストーリーの斬新さに魅了されずにいられない。日本の漫画界を語る上で「大友以前、大友以後」とひとつの分水嶺のように語られるの…

じゃりン子チエ4

小鉄のむかしの名前が"月ノ輪の雷蔵"というむちゃくちゃカッコいい名前だった。(写真①) 数々の修羅場をくぐり抜けてきたネコ任侠界では有名な猫だったという。どおりで並々ならぬ肝っ玉をしてるんやね、ケンカもむちゃくちゃ強いし。ネコの世界だけに限らず…

黄昏流星群32

「さ迷う惑星」長年の積もりに積もった仕事のストレスから仕事中に意識を失って倒れた時田亮介は気がつくと体が幽体離脱していた。倒れている自分を見ている別の自分。周りの人たちも一切こちらを見ない。まるで透明人間にでもなったようだが、病院に駆けつ…

ONE PIECE67

電伝虫から聞こえた声の主を探しにパンクハザード島までやって来たルフィたちだったが、島のハードな環境や次々と現れる敵を前に捜索は困難を極める。いつのまか一味は二手に分かれ、そこへ同じ電伝虫の声を盗聴した海軍G-5白猟のスモーカー中将とたしぎ大佐…

ONE PIECE 66

ルフィたちの手によって守られた魚人島はしらほしと海王類たちの謎のコメントを残したまま無事ひとまず解決へと至った。ジンベエがいつか仲間になることを約束してくれた、その日が来るのを楽しみに待とう。七武海の1人がクルーに入るとはまったくすごい一味…

常務島耕作3

ハツシバ側と労働組合の対立が中国各地で頻繁に起こりその対策に追われ日中間を行き来する耕作。そんな毎日の中でひょんなことから仲良くなった中華料理屋の女主人ト(サンズイに余)紫雷の弟に国籍を与える方法がないかと動いてあげる耕作と万亀会長(どん…

常務島耕作2

2005年当時の日中関係ではまだ日本の企業が雇う側で中国人は従業員側というのが"普通"であった感覚が見て取れる。2019年現在その関係にもはや違和感さえ感じるほどだ。「慣れ」とはそういうものだ。道頓堀界隈が薬局とホテル通りに化したことももはや当たり…

黄昏流星群31

「星空研究会」大学時代、気の合う仲間で作った星空研究会というサークルに集い来る男たち。そこに突然現れた歳下の可憐な女性。1人の女性を中心に星座のようにその周りを取り囲む4人の男たち。男たちは皆遠慮して決して口外しないが、全員がその女性に惚れ…

常務島耕作1

ついに常務取締役に就任した島耕作は上海だけでなく北京も含む中国全土のハツシバの総責任者となった。ここまで来ると国の大臣など要人との付き合いも増えてくる。身近な存在だと思っていた島耕作がいつの間にかすごい遠くに感じた。感慨もひとしお。今後は…

不道徳教育講座

三島由紀夫が女性向け大衆週刊誌「週刊明星」に連載していた洒脱で軽快なエッセイ集。世間でまかり通っている良識や常識、道徳を逆手に取ってあえてスキャンダラスな言説を読者に投げかける、井原西鶴の「本朝二十不孝」をもじった刺激的かつ偽悪的な「不道…

じゃりン子チエ3

今回は地域の相撲大会に出ることになったチエちゃん。少年の中に交じって相撲するのが恥ずかしいと最初は嫌がっていたが、担任の花井先生が自分も運動が不得意ながらも団体戦やから参加すると言い出して断りにくい雰囲気に。そしてさらにクラスの友だち初登…

悲観する力

生きていく上でのリスクを回避する為の技術としての「悲観」する力、森先生独自の観点から説いた本。だいぶ多いが気になった箇所を引用した/「こうすればああなる」式のハウツー本のような単純化した考え方を真に受けてしまうのは「楽観」である。つまり「こ…

海辺のカフカ(上)

昔に一度読んだきりだったので内容をほとんど忘れてしまっていたのでほぼ初見の感覚で読めた。そして今読み終わってから少し時間が経ったのでまた再び内容を忘れ始めているのだが、印象としては騎士団長殺しと同じかそれ以上に面白かった。途中残酷なシーン…

ONE PIECE65

しらほし姫に向けて古より伝わる巨大なノアの方舟を投げつけたデッケンをホーディが刺し一度は魚人島から逸れ始めた方舟が再び島へ向かって落ちて来た。ホーディの暴走を止めようとするルフィ。同時にそれぞれ仲間たちも新・魚人海賊団の幹部たちと戦いを始…

ONE PIECE64

ために溜め込んだストレスを後半部で一気に放出させる64巻。王が囚われ、さらにはジンベエとしらほし姫、ネプチューン三兄弟までも捕らえられて、いよいよ万事休したかに見えた魚人島の未来。そこへようやく現れた麦わらのルフィとその一味たち。登場しただ…

ぼのぼの11

今回登場するキャラクター紹介のところでシマリスくん最近だんだん変なヤツになってきたと言われると書いてあったけどオレも共感した。確か前の巻で言及したと思うけど、今回もフェネギーを執拗に木の枝で刺すあたり少し猟奇的だった。おもしろいけど笑。猟…

さよならにっぽん

1981年初版発行。オムニバス短編集。あとがきに作者自身が書いているが昔人から指摘された「大友克洋の作品は白い」というのを四年ぶりに読み直して自分も痛感したと。最初どういう意味かと思ったが要するに描いてない箇所が多い=手抜きが多いということらし…

生きる意味を問う

著者が色んな雑誌や媒体に書き残したエッセイをテーマ別にまとめたもの。内容や書かれた時期にも幅があるが、三島の考えの一端に触れることが出来る。内容はいつも難しいが、偉人の思考回路に素読的に触れることもまったくの無駄ではないと信じたい。2回3回…

じゃりン子チエ2

お母はんが戻って来て今度は代わりにテツが家出する。普通の家庭、普通の幸せに全く耐性がないテツ。ある意味子どもより子ども。そしてアントニオの息子Jr.がやって来た。父のタマを取った(2つの意味で)仇を討つために小鉄と直接対決するのだが…決してやり返…

取締役島耕作8

学歴詐称が横行する中国社会。同じアジアでもこんなにも常識が違うもんだなと勉強になる。中国では「すべては偽物だが詐欺師だけは本物」と言うらしい。なかなかうまいこという。そして反日のこと。最近の韓国のことがあったのですっかり忘れていたが、そう…

取締役島耕作7

出発集団の曽烈生のクーデターを検知した島耕作はその事を代表の孫鋭に告げるが、孫鋭はすでに知っていた。知りつつ油断させる為にわざと典子ママに入れ込んでいるように見せ飲みすぎて体調を壊し入院しているフリまでしていたという。歌舞伎の「仮名手本忠…

若きサムライのために

もう若くもサムライでもないが読んだ。その昔二十歳そこそこで本を読みだした時に"ジャケ買い"して手に取ったことを覚えている。今あらためて読んでも面白かった。対談のところは少し前提となる知識が無いので分からないことが多かったが、それも又何度も読…

JIN-仁-7

西郷隆盛の虫垂炎の手術に成功し後の十五代将軍慶喜にまで謁見することになった仁。いよいよ歴史の渦の中に飲み込まれはじめた。そろそろ史実とは違うことが起こるのではないか?そのあとはどうするのか?タイムスリップものの永遠の矛盾である「パラレルワ…

JIN-仁-6

当代随一の美人画を描く浮世絵師桜川雲泉の右手の手根管症候群を手術し(絵師の利き手を、手術とはいえ預けられる医師の責任の重さは計り知れないなと思った)、無事に快方へ向かったが、最近開院したばかりの療養所の外科に患者が来ないという問題が持ち上が…

ONE PIECE63

魚人島の戦いの全貌が見えて来た。人間を嫌う強硬派の「新魚人海賊団」ホーディ・ジョーンズとしらほし姫を付け狙うバンダー・デッケン九世が手を組みリュウグウ王国のネプチューン王の政権転覆を狙ったクーデターだった。それは魚人と人間の因縁深い関係か…